2021年11月18日 イベント 11月6日(土)に同窓会講演会を開催しました! 立命館大学経済学部同窓会では、毎年恒例の講演会を11月6日(土)、立命館東京キャンパスからの生配信にて開催しました。コロナ禍の影響により、対面ライブ型での開催が困難であることから、経済学部同窓会としては、昨年度に引き続いて二度目のオンライン開催となりました。 今年度は、小説家の真山仁氏より、〝「ハゲタカ」視点で見る日本経済 なぜ、日本には自由経済が徹底されないのか″をテーマに、ご講演をいただきました。 真山氏はまず、講演会冒頭で、日本が資本主義国家ではあるものの、独特の資本主義国家として成長してきたのではないかということを指摘、そのうえで戦後からの日本経済の動向を振り返りながら、自由経済が日本で徹底されない要因について、社会・文化的な側面から解説されました。特にバブル崩壊後の自由経済の流れ、その本質まで掘り下げての解説は、非常にわかりやすく、理解が深まるものでした。出版秘話をはじめ、県民性の話も飛び出し、関西弁を交えながらの巧みな話術に、皆さん、どんどん引き込まれていかれたのではないでしょうか。講演会の最後には、欧米諸国とは異なる日本のウェットな強みを認識し、今後もある意味で“日本流”の自由経済を作っていく必要があるのではないかと提言されています。また、講演後は、最新刊「レインメーカー」のご紹介をいただき、その後、限られた時間ではありましたが、参加者からの質疑にも丁寧に回答いただきました。 今回はオンライン開催ではありながらも、臨場感あふれる熱意のこもったご講演をいただき、同窓生にとって、貴重な学びの機会を得ることとなりました。参加者からのアンケートでは、「経験や取材に裏打ちされたお話に感銘しました」「大学の講義で得た知的好奇心を思い出しました」といった意見が多数寄せられています。同窓生にとって有意義な講演会となりました。 経済学部同窓会では、今後も同窓生の皆さまに様々な企画や講演会をご提供できるよう活動してまいります。